SPF視察団 宮城県の唐桑を訪問

2014年7月12日

SPF(市民の絆フランス)の視察団が唐桑の番屋を訪れ、漁協の人たちの案内で現地の状況を見せてもらいました。

船で海に出ると、震災直後にフランスの漁師から送られたレモン色のブイがいくつも浮かんでいました。ラロシェル市からきた代表は、フランスとは違う養殖方法にとても興味を示し、両国の漁師がお互いの技術や情報を共有する機会を設けて漁業者発信の日仏交流を広げることを提案しました。

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震災で被災した三陸の牡蠣漁師たちは、震災以前からフランスとの深い絆があります。1960年代、フランスの海で発生した疫病によりフランス牡蠣が全滅の危機に瀕しましたが、三陸の種牡蠣が輸出され、フランスの牡蠣を救ったのです。今回の震災はその絆を再び確認する機会となりました。

牡蠣漁師たちを支援する宮城大学の番屋プロジェクトが、2011年10月、地元と企業の協力を得て、番屋を自力建設させました。その後、地元の漁師たちは、その小屋で取れ立ての牡蠣を提供する牡蠣小屋を始めました。現在、美味しい地元海産物、美しい風景とともに多くの来訪者を招き入れる唐桑の小さな産業拠点として機能しています。

震災から3年を迎えた今、地域内に多くの人々が訪れるこの場所で、漁師達はこれまでの漁業だけではない唐桑における新たな海の価値を見いだそうとしています。そこで、この「海と人をつなぐ漁業体験施設」は計画されました。

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この施設は、地域住民の交流拠点として、訪者向けの漁業体験施設として、アートやスポーツのワークショップを通して若者や子供たちが交流するスペースとして、その他さまざまなイベントを通して地域内外の多くの人々が触れ合える場として、地域活性化のために大きく貢献するものです。

そして唐桑の海の本当の素晴らしさを、できるだけたくさんの人たちに知ってほしいと地元の人たちは願っています。

 


Categories: 被災地の支援